皆さんこんにちは、たけいです。
今日は、4月初旬に急遽在宅勤務が決まり、1週間、完全在宅勤務を経験しましたので、
「入社3ヶ月のエンジニアが在宅勤務をした感想」
について投稿します。
在宅勤務が急遽決まる
ご存知の通り、コロナウィルスで、「このまま出勤したらヤバくね?」と風潮になってきた中、
弊社でも、急遽、在宅勤務が決まりました。
ちなみに、今の会社には同意して入社しましたが、在宅勤務が導入されていなかったんですよね。
なぜなら、社長が「在宅勤務は仕事じゃない」という考えだったからです。
他の社員さんも、「在宅勤務って別にしなくてよくね?」って感じだったので、
「会社行くのめんどくさい」と思っていた私は、在宅勤務が人生の目標の1つでした。
実際、先月のブログにも、「在宅勤務したいから、フリーランスになる」みたいなこと書いてますし。
それと、コロナウィルスが流行り出したころ、CTOに「在宅勤務の導入を検討しないのか」と聞いたのですが、
キッパリ「ない」と言われました。
その上、「在宅勤務を導入しても、たけいさんはまだひよっこだし、在宅勤務の対象にはならないよ」とも言われました。
そんな中、「会社としても社員がコロナウィルスに感染したらマズい」と社長が方向を示したことから、私にも急遽在宅勤務が決まり、
1ヶ月前までは、「マジで在宅勤務してみたい」と思っていたので、「こうして在宅勤務ができちゃうなんて、人生ってわからないなぁ」と思っていました。
在宅勤務の良いところと悪いところは
在宅勤務を経験するまでは、正直、良いところしかないと思っていました。
しかし、実際に1週間やってみて、良いところばかりではないなぁと思っています。
得意の「期待しすぎ」ってやつです。
なので、実際に感じた在宅勤務の「良いところ」と「悪いところ」について書きたいと思います。
在宅勤務の良いところ
①プライベートの時間が増える
まず、言わずもがなプライベートの時間が増えます。
ちなみに、私の場合
最寄駅→往復30分
電車通勤→往復3時間
が在宅勤務で削減されました。
もちろん、最寄駅までの移動中、電車通勤の間は、満員電車で席に座れないので、YouTubeを聞いたり、見たりして、
人生のプラスになる時間にしていましたが
在宅勤務になったことで、PCを開ける時間が増えてたので、コードを書く時間が大幅に増えました。
やっぱりエンジニアはコードを書く”アウプット”してこそ成長できると思っていたので、コードを書く時間ができたり、
健康を維持する上では欠かせない睡眠時間を確実に確保できたのは大きいと思っています。
②ストレスが半減
次に、ストレスが半減になりました。
ちなみに体感として、今の会社に転職して、公務員の時にくらべて、ストレスが2分の1になり、
さらに在宅勤務で2分の1、合計4分の1になった気がします。
在宅勤務になってからは
・苦手な人の顔を見なくて良い
・電話応対、お茶汲みをしなくて良い
・朝早く起きなくて良い
・毎日トレーニングできるなど
とにかくやりたいことを確実にやれて、やりたくないことを確実にやらなくて良いので、
出勤している時に感じていたストレスが大幅に減りました。
③お金を使わない
あと、お金も使わなくなりました。
職場の立地が原因ともあって、いつもランチでは1000円近く使っていましたが、
在宅勤務になってからは、近くにランチできる店がないのもあって、近所のスーパーで買っています。
金額的には、1日500円くらいです。
しかも、スーパーで品揃え豊富なため、野菜中心にしたりと、健康的な昼食をとることもできているので、一石二鳥です。
④休み放題
最後に、否定しません。ガチで休み放題です。
どうなんでしょう、在宅勤務してる人って、出勤してる時みたいに、休憩時間以外、休まないで仕事してるんですかね。
もし、休まずに仕事してたらすごいですよ。
自分にかなり厳しい方だと思います。
ちなみに私はちゃっかり休んでいました、タスクが終わるごとに最低15分。
成果出せばいいと思っているので、休むことくらい別にいいと思ってます。
在宅勤務の悪いところ
①トラブルがあった時に対処しにくい
トラブルがあったときはマジで大変です。予定していた仕事が進まなくなります。
ちなみに、在宅勤務1日目でgitでトラブってしまい、状況的にも説明が難しかったため、先輩エンジニアに電話しちゃいました。
そこから何とか対処できたものの、解決するのに4時間かかりました。
なので、テキストで、状況を説明するのもなかなか難しいので、トラブルがあったときは色々大変です。
おそらく、状況を聞いて、対処するエンジニアの方も大変だと思います。
②あまり成長しない
あと、ぶっちゃけあまり成長しないです。
①のトラブルの話と関係ありますが、なるべくトラブルを起こしたくないため、自分ができる仕事しかやらなくなります。
これが、できない仕事を果敢にやる猛者なら話は違いますが、毎日トラブルを起こしていたら、マジでメンタルを病みます。自分は会社に貢献できていない。何もできない人間なんだと。
ただ、今一度考えてみると、できる仕事をやるメリットは、自分は貢献できてるという自己肯定感みたいなのをキープできることです。
このタスクをこなすことで、クライアントの役に立っているし、会社の役にも立っていると。
なので、成長のスピードは遅くなるものの、仕事自体は楽しくやれると思います。
一方、できる仕事ばかりでつまらない人は挑戦するしかありません。
③成果を出さないといけない
あと、「成果を出さないといけない」と思っていることです。
会社に出勤してる場合だと、その人がPCを見て、キーボードを打っているだけで、仕事してるように見えちゃいますが、在宅では、報告メールを見て判断されると思います。
人によっては、「今日はA社だけのコードをいじっていました」という報告を見て、「君、1日何やってたの?」と思う方もいると思うので
そうならないように、成果重視で仕事をする必要があるなと感じました。
④意外と効率が悪い
最後に、細かく見ると効率が悪くなったと思うことがありました。
1つ目が、先ほど書いたトラブルにあったときの対処時。
先輩がすぐに近くにいる時だと、すぐに聞けるので、トラブルなんてすぐに解決できちゃいますよね。
それで、次の仕事も進めるので、先輩が会社にいる場合は会社に行った方が効率よく仕事ができます。
それと、これが一番効率悪いと思いましたが
テスト環境や本番環境にアップするとき、「リモートデスクトップ」というものにアクセスする必要があることです。
説明が長くなりますが、
エンジニアの仕事は、まずは自分のPCでvscodeを開き、クライアントの要望に沿って、コードを修正やコーディングをします。
その後、社内だけ公開されてるコピーサイト(テスト環境)にアップし、
上司やクライアントに見てもらい、OKを待ちます。(修正箇所があった場合は修正)
そして、OK出たら、実際にネット上で公開されてるサイト(本番環境)にアップします
実は、この流れ、会社の中だと、全て自分のPCでできちゃうんです。
しかし、在宅勤務初日でわかりましたが、会社の外から出ると、自分のPCでできるのが、コードの修正やコーディングだけになり、テストと本番環境にアップができなくなります。(なぜかはわかりません。私の知識不足です)
そして、テストと本番環境にアップするためには会社の共有パソコンにアクセスして、リモート操作でアップしないといけないのです。(専門用語でリモートデスクトップにアクセス)
しかも、リモート操作でアップする行為は、会社のパソコンに遠隔から操作するので、誰かが使用してる時は、使えなくなります。
これはあくまで会社のせいですが、リモート操作用のパソコンが1台しかないからです。
つまり、リモート操作は1人しかできないということなので、同僚が使い終わるのを待たないといけないのです。
「テストや本番環境に好きな時に即座にアップできなくなった」
これがリモートワークになって、効率が悪くなったと感じるところであります。
在宅勤務期間の行動
こんな感じで、在宅勤務の良いところ、悪いところがわかりました。
その上で、最後に1週間、在宅勤務で私がとっていた行動をまとめたいと思います。
①朝の散歩は継続
朝の散歩は何だかんだ継続しました。
というか、継続していました。在宅勤務、3日目からですかね。
2日までは、8時55分まで寝れるので、休日気分でいたんですが、
3日目から、なんか仕事してる感が出てきたんですよ。
おそらく、仕事をやるときは真面目にやっていたので、「やっぱ休みではないな」と自覚したからです。
それとメンタルですが、なんだかんだで消耗してます。
会話する機会が減りますし、トラブル起こさないよう、バリ慎重になりますし。
在宅勤務で、別に出勤するわけでもないのに、ストレスは多少感じていましたね。
②たくさん休憩する
とにかくたくさん休憩しました。
1つのタスクが終了→15分〜30分くらい休憩を繰り返していました。
ただ、休憩で寝ることは絶対にしませんでしたね。
なぜなら、在宅は基本チャットで同僚やクライアント先とやりとりをし、早くリプしたいと思っていたので、うっかり昼寝して1時間後にリプとかしたくなかったからです。
というか、在宅勤務なのに、リプが遅いとか、それこそ不自然な話になるので、PCから目だけは離さないようにしてました。
③量をこなす
量をこなすこともバリ意識してました。
仕事の終わりに、今日の業務は何をやったかをメールで報告するのですが、
いつもなら、大体
・A社のサイトのトップ画像を変えました
・B社のフッターをコーディングしてました
・C社のお問い合わせフォームを作成していました
など、だいたい3社の業務をしていましたが、
在宅になってからは
・A社のサイトのトップ画像を変えました
・B社のフッターをコーディングしてました
・C社のお問い合わせフォームを作成していました
・D社のヘッダー直下の文章の修正をしていました
と最低4社のタスクをこなすようにしてました。
なぜなら、在宅の方が成果出てるじゃんと思われたいからです。
これは勝手な戦略ですが、この在宅勤務期間が終わった時に、社長が在宅勤務を導入してもらうためにも、在宅勤務でいつもより成果を出すべきだと思っています。
そのためには、いつもより成果を出していることを目に見える形にしないといけないと勝手に思っているので、このように頑張った感を出しています
④果敢に挑戦はしない
果敢に挑戦しませんでした。
なぜなら、トラブル起きた時に面倒くさいからです。
典型的な成長しないパターンですね。
ですが、あくまで「果敢に」です。
実はちょっとでも成長したいと思い、今週の最後には、1週間後の締め切りの難しい案件を手を挙げて担当することにしました。
少し余裕があったので、できる仕事をメインでしつつ、ちょっとだけ挑戦し、成長だけは止めないようにしようと思っています。
⑤リプは秒で返す
先ほど②でも述べたように、リプを早く返すことは意識していて
ちゃっかりな休憩でも、常にPC画面をみるようにし、問い合わせがきたら、秒で返すことにしてました。
リプが遅いと「何やってるの?」と思われますし、理論上、リプが30分遅れるなんてあり得ないと思うはずです。
なぜなら、家にいて仕事してるはずだから。
それと、リプが早いとやっぱ信用されますよね。何かあったら、あの人に聞いてみようとなります。
なので、私は在宅勤務を経験してから、これまで以上にいかにリプが早いのが大切かに気づけた気がします。
やっぱり在宅勤務派
とりあえず、在宅勤務の良いところと悪いところ、実際に1週間の過ごし方を書いてきましたが、
「在宅勤務、私には性に合っている」
と思っています。
朝早く起きるのが苦手な私にとって、始業時間ギリギリまで寝ていられますし、プライベートな時間も作れて、「マジで在宅いいわ」と。
苦手な人を見なくて良いですし、電話も取らなくて良い。
家に引きこもって作業するのが、苦痛じゃない人はマジで最高です。
それに、在宅勤務ができるってことは今回のコロナウィルス騒動のみならず、台風が直撃して、会社に出勤できない時でも家で仕事できるので、それはそれで生産性が上がると思うんですよね。
ただ、入社して3ヶ月の自分に在宅勤務はちょっとハードルが高かったので、これから会社員として
在宅勤務できる実力をつけていきたいと思っています。
個人的には1年会社で働いていれば、余裕で在宅勤務できると思いました。
今回もブログをご覧いただきありがとうございます。
エンジニアを目指している方で、在宅勤務どうなの?と思っていた方に参考になればと思います。
何か質問や相談がある方はTwitterにてご連絡ください。
これからもよろしくお願い致します。