人生論

公務員からエンジニアに転職するのはどう?元公務員エンジニアが解説

公務員が辛すぎて辞めたい。。。最近はエンジニアがオススメみたいだけどどうかな?
エンジニアは、本当にオススメです!私も公務員からエンジニアになりました!
Takei

近年、若手官僚の退職が増えているように、公務員を退職している人が増えています。

実際、人事院の調査「総合職試験採用職員の退職状況に関する調査の結果について」によると、国家公務員になって5年未満、または10年未満の人の退職が右肩上がりになっています。

一方でリクルートの調査によると、異業種からIT通信業界に転職している人も右肩上がりです。(参考:【2022年】IT通信業界の転職市場は今後どうなる?)

私も周りにも、公務員からIT企業に転職している人がいます。

この記事では、公務員からエンジニアになった私の経験から、「公務員からエンジニアに転職するのはどうだろう・・」の悩みを解決します。

「今、公務員として働いているけど悩んでいる」

「エンジニアに転職しようか悩んでいる」

このような悩みを持っている人はぜひ最後まで目を通してみてください。

この記事でわかること

  • 公務員として働くいい点・悪い点
  • エンジニアとして働くいい点・悪い点
  • エンジニアに転職したい場合のオススメ勉強法
  • 公務員からエンジニアに転職するのはどう?

    公務員からエンジニアに転職するのはどうなの?
    公務員からエンジニアに転職するのは本当にオススメです!実際に私も公務員を1年半経験した後、エンジニアに転職しました
    Takei

    しかも公務員からエンジニアに転職したことは全く後悔していません。

    理由は下記の通り、エンジニアとして働くいい点があったからです。

    エンジニアとして働く良い点

    • 在宅で働ける
    • ITスキルが身に付く
    • 実力社会

    それぞれ詳しく解説していきます。

    エンジニアとして働くいい点

    理由1:在宅で働ける

    1つ目の理由は、在宅で働けるからです。

    なぜ、エンジニアは在宅で働けるの?
    チャットツールやZoomを使ってコミュニケーションを取るからです!
    Takei

    チャットツールとはLINEのように、テキストでコミュニケーションを取るアプリです。

    有名なのは、SlackやChatworkなどです。

    実際、私がエンジニアに転職した職場はSlackを利用していました。

    チャットツールでは、LINEと同じく文章だけでなくスタンプや画像、動画を送るだけでコミュニケーションが成立します。

    口頭で伝えたい時は、アプリの通話機能も使えます。

    一方で、ミーティングで使用するのはオンライン会議アプリです。

    有名なのはZoomやSkype、Teamsです。

    Zoomを例に説明すると、以下の機能があります。

    ポイント

    • 画面共有ができる
    • 会話を録画できる
    • 会議内容に対し、コメントできる

    例えば、わからないところはお互いに同じ画面を共有して解決します。

    しかも録画できるので、もう1度確認したい時に振り返ることも可能です。

    チャットツールやオンライン会議アプリを使いこなせば、出社してる時とほとんど変わらないので、出社する必要がなくなります。

    エンジニアは、公務員と違ってPCに個人情報を保存せず、お客様が来ることもありません。

    その結果、在宅で働けるのです。

    理由2:ITに詳しくなれる

    2つ目の理由は、ITに詳しくなれるからです。

    エンジニアはプログラミングさえできればいいと思われがちです。

    しかし、ほかのITの知識も必要になってきます。

    例えば、サーバーやリポジトリといった言葉です。

    多くのITの用語やツールに関わってくると、自然に詳しくなってきます。

    さらに、現場では「わからない時、まずはインターネットで調べて」と教育されます。

    未知のITの用語やツールに出くわしても、調べてわかるようになっていくので何でも学べる状態です。

    エンジニアを含めたIT業界では、仕事中にインターネットを見られる環境で働きます。

    仕事に関係するならインターネットで何を見てもいいのです。

    その結果、ITについて色々と知っている人材になっていきます。

    理由3:実力社会

    3つ目の理由は、実力社会だからです。

    エンジニアはプログラミングができなければ、仕事になりません。

    現場での評価基準は、プログラミングを駆使して、いかにシステムやwebサービスを作れるかです。

    もし、わからないプログラムを見たときは、調べれば解決できるだろうと思うでしょう。

    しかし、調べて解決策が見つかったとしても、それを理解できるスキルや知識がないと解決できないのです。

    まさに知ってるか知らないか、できるかできないかの実力社会です。

    公務員は本当に大変?公務員として働くいい点・大変な点

    エンジニアのいい点だけ見ると、公務員として働くのが悪く見えた人もいるでしょう。

    必ずしも公務員が悪い訳ではありません。

    公務員にも働くうえでの良い点があります。もちろん、大変な点もあるので一緒に見てみましょう。

    公務員として働く良い点

    1. 景気が悪くても仕事を失わない
    2. 中小企業より平均年収が高い
    3. 経歴が関係なくてもなれる

    公務員として働く大変な点

    1. 残業代が満額支給ではない
    2. スキルが身につかない
    3. フルリモートワークが少ない

    それぞれ、詳しく説明していきます。

    公務員として働く良い点

    良い点①:景気が悪くても仕事を失わない

    公務員の良い点の1つ目は、景気が悪くても仕事を失わないことです。

    2020年1月からコロナウイルスが国内でも蔓延して、多くの企業が倒産しました。

    実際、帝国データバンクの「新型コロナウイルス関連倒産の発生累計件数」を見ると、倒産した企業が増えています。

    このような不況で民間企業が経営的に苦しい状況でも、公務員が働くお役所は倒産しません。

    むしろ新型コロナウイルスの影響で新たな部署ができて、なくてはならない機関が増えました。

    警察署がなくなるように、お役所がなくなったら快適に生きられなくなります。

    公務員はどんな時代であれ、なくてはならない存在なのです。

    したがって、どんなに景気が悪くても仕事を失わないのがいい点の1つです。

    良い点②:中小企業より平均年収が高い

    公務員のいい点の2つ目は、民間企業より平均年収が高いことです。

    公務員と中小企業で1か月あたりの賃金での平均年収を見ると、下記になります。

    中企業小企業国家公務員地方公務員
    平均年収約359万円約335万円約388万約378万
    引用:総務省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」「令和4年地方公務員給与実態調査結果等

    住宅手当や通勤手当といった諸手当や賞与を含めない賃金ベースで見ると、公務員の平均年収が高いです。

    一方で大企業の平均年収は約406万で、公務員よりも高いのは明白です。

    したがって、大企業には入れないけど年収を高くしたい人からすれば、公務員として働くのはメリットでしょう。

    良い点③:経歴が関係なくてもなれる

    公務員のいい点の3つ目は、経歴に関係なくなれることです。

    実際に公務員試験に合格した人や公務員として働いた人のツイートを見ると、「経歴が関係ない」とのツイートが散見できます。

    ツイートでもあるとおり、役所によっては経歴を見ずに面接するので、人間性を見ている証拠です。

    一方で民間企業は、経歴で採用できます。

    判例の三菱樹脂事件のとおり、企業の採用基準は自由です。(参考:厚生労働省「1-1 「採用の自由」に関する具体的な裁判例の骨子と基本的な方向性」)

    そのためエンジニアへの転職活動を行うとなったら、経験がないため書類選考すら通らないこともあります。

    しかし法律上は問題ありません。

    企業は戦力となる人材が欲しいので、未経験者を採用しないのはしょうがないのです。

    それでも将来性を見込んで、未経験でも採用する企業はたくさんあるので、諦めず転職活動していきましょう。

    公務員として働く上で大変な点

    では、公務員として働く上で大変な点を紹介します。

    悪い点①:残業代が満額支給ではない

    公務員の大変な点の1つ目は、残業代が満額支給ではないことです。

    民間企業は、残業した分だけ残業代が支給されます。

    仮に、残業代が満額支給されていない場合、証拠を示せば労働基準監督署が対応してくれます。

    しかし公務員は、部署によって残業代が満額支給ではありません。

    理由は、年間の予算によって残業代(超過勤務手当)が決まっているからです。

    関連記事→朝日新聞「霞が関の残業代、初の400億円台に 異例の18%大幅増 22年度

    残業代を予算で決めると、予算内になるように残業時間の削減に繋がります。

    しかし残業代を全額支給して、予算が無くなるのは避けなければいけません。

    そこで残業代の支給対象になる時間を短くして、予算が余ってたら年度末に支給できるように調整しています。

    実際私が公務員だった時、残業時間の3割しか支払われておらず、年度末だけ満額支給されていました。

    また、民間企業では固定残業制を導入しているところもあります。

    固定残業制とは

    毎月基本給に加えて、固定残業代(定額残業代、固定残業手当)を必ず支給する制度


    仮に固定残業制が定める残業時間を超えても、労働基準法が定めているとおり残業代を請求できます。

    「固定残業制=残業代を支払わなくてもいい」のではありません。

    したがって、公務員のままなら残業代は満額支給ではないですが、エンジニアになって働いたら必ず満額支給されます。

    悪い点②:スキルが身につかない

    公務員の悪い点の2つ目は、スキルが身につかないことです。

    「公務員はスキルが身につかないから、民間企業への転職ができない」

    1度は聞いたフレーズではないでしょうか。

    確かに公務員はスキルが身につかない仕事が多いです。

    実際、私が公務員だった時にやっていた仕事は以下のとおり。

    • 去年の日付を今年にかえる
    • ハンコをおす
    • 書類を封筒に入れる
    • 住民の書類をチェックする
    • 住民の住所などをデータ入力する
    • 電話応対

    見てのとおり、誰でもできる仕事ばかりです。

    しかも何か提案したり自分から仕事を作らず、上司から言われただけの仕事をやっていました。

    それでは、スキルが身に付かないのは当然です。

    確かに、最初は任せられた仕事を着実にこなさなければ行けません。

    しかし仕事に慣れてきたら、自ら工夫すれば民間企業でも通用するスキルを身につけられます。

    例えば業務中にExcelのマクロやVBAについて調べて、データ入力を効率化するなどです。

    公務員が民間企業への転職が厳しいのは、公務員だからではありません。

    公務員だけどスキルがないからです。

    したがって、仕事以外のプライベートの時間でもスキルを身につければ、民間企業への転職は可能です。

    悪い点③:フルリモートワークが少ない

    公務員の大変な点の3つ目は、フルリモートワークが少ないことです。

    令和3年7月に公表された内閣人事局「令和2年度国家公務員テレワーク取組状況等調査の結果概要」によると、国家公務員の年間テレワークの日数は、本省では49.6日、地方では11.2日と公表されています。

    また、デロイトトーマツグループの調査によると、国家公務員と地方公務員の在宅勤務の日数について、「週4日以上」と答えた割合が2.5%に止まっています。(参考:公務員のテレワーク率15.9%、デロイトの実態調査で判明 国・都道府県と区市町村で格差も)

    一方でエンジニアの場合、週4日以上のフルリモートワークの割合が50%を超えます。(参考:ITエンジニアを採用している企業の9割がテレワークを導入 レバテックがテレワークに関する調査結果を発表)

    以上から、公務員のフルリモートワークの制度は整っているものの、制度を利用している公務員が少ないのが実情です。

    エンジニアの大変なところは?

    前章で公務員のいい点・大変な点を説明してきました。

    冒頭ではエンジニアのいい点を説明しましたが、エンジニアにも大変な点はあります。

    具体的には、下記のとおりです。

    エンジニアの大変な点

    1. 一生勉強しなければならない
    2. スキルがないと仕事ができない
    3. 納期に追われる

    では、詳しく説明していきます。

    エンジニアの大変なところ①:一生勉強しなければならない

    エンジニアの大変なところの1つ目は、一生勉強しなければならないことです。

    なぜなら、IT業界は変化が早く、新たな技術の習得が必要だからです。

    例えば私がエンジニアに就職した2019年は、HTML5でコーディングしていました。

    しかし2021年1月にHTML5が廃止になってmHTML Living Standardに切り替わっていくことが判明したのです。

    運よくHTML5で業務を継続できているものの、そのうちHTML5を使えなくなる時期が来るでしょう。

    このようにエンジニアで必要な知識や技術は、時代の流れで変化していきます。

    トレンドの変化に適応できないと、取り残され淘汰されて行くのがエンジニアの世界です。

    エンジニアの大変なところ②:スキルがないと仕事ができない

    エンジニアの大変なところの2つ目は、スキルがないと仕事ができないことです。

    理由は何度も紹介しているとおり、エンジニアはプログラミング言語を使って仕事をするからです。

    例えば、アメリカなら英語、スペインならスペイン語を話せないと仕事になりません。

    それと同様にプログラミングにもそれぞれ言語があり、その分だけエンジニアも存在します。

    例をあげると以下のとおり。

    エンジニアの種類言語の種類
    フロントエンドエンジニアHTML・CSS・JavaScript・PHP
    バックエンドエンジニアGO、Python、C#、Java
    サーバーエンジニアPHP、 Ruby、Python、Java
    ネットワークエンジニアPython、JavaScript、Ruby、Java
    セキュリティエンジニアC言語、C++言語
    システムエンジニアC言語、PHP、 Java
    アプリケーションエンジニアJava、C言語、C#、COBOL
    組込エンジニアC、C++、Python、MicroPython、Java

    エンジニアになりたい場合、スタートは以下の通りにするといいでしょう。

    • 自分がなってみたい、興味があるエンジニアを決める
    • ひと通りプログラミングを学んでみて、合いそうな言語のエンジニアを選ぶ

    興味があるエンジニアの職種や合いそうな言語でなければ学習は続きません。

    このあと紹介するプログラミングを勉強できるサイトを参考にして、勉強してみましょう。

    エンジニアの大変なところ③:納期に追われる

    エンジニアの大変なところの3つ目は、納期に追われることです。

    理由は、どの作業にも工数を計算して作業スケジュールが組まれるからです。

    エンジニアが働く会社は、受託開発企業と自社開発企業に分けられます。

    受託開発企業とは、社長もしくは営業の人がクライアントの企業を見つけては、システムやサービスの開発を受注して利益を得る会社です。

    クライアントの企業が決まり次第、担当のディレクターが決まり下記フローで行われます。

    簡単な流れ

    1. どのようなサービスや機能を希望するか、クライアントにヒアリング
    2. 作業スケジュールを作成
    3. エンジニアにサービスや機能の実装内容を伝える
    4. エンジニアがサービスや機能をプログラミングで実装
    5. サービスや機能の質を最終チェックして納品

    スケジュールは余裕を持って作成します。

    しかし、クライアントが希望するシステムや機能が技術的に高度であれば、時間がかかる場合も否定しません。

    中には一度完成したとしても、クライアントから修正依頼が何度もきて、納期がギリギリになってしまうケースもあるのです。

    そこでスキルがないと仕事の進捗が遅れてしまいます。

    一方で自社開発企業とは、メルカリのような自社でサービスを開発・展開して利益を得ている企業です。

    受託開発企業と違い、クライアントによる締め切りは存在しません。

    その代わり、社内での締め切りがあります。

    例えば、社長が「この日までに新しいサービスをリリースしたい」と決めた場合です。

    この場合も受託開発企業と同じくディレクターが作業スケジュールを組んで、開発したサービスの最終チェックをしてサービスをリリースします。

    もちろん公務員の仕事にも、締め切りは存在するでしょう。

    しかし特別なスキルが必要ないので、誰でも時間をかければなんとか終われます。

    エンジニアの仕事だとプログラミング言語を使うので、誰でも簡単にとはいきません。

    エンジニア以外の人ができるわけでもなく、エンジニアの間でも業務の質にバラツキがあります。

    例えばエンジニア歴と、入社3ヶ月のエンジニアを比較した場合です。

    したがって、スキル不足や依頼された機能やサービスの質が高い場合、納期に追われるのがエンジニアの大変な点です。

    公務員からエンジニアになるのがオススメな人は?

    公務員とエンジニアのいいところ、大変なところを紹介してきました。

    これまでの紹介から、公務員からエンジニアに転職するのにオススメな人は、以下に該当する人だと考えます。

    • 在宅勤務をしたい人
    • 勉強が嫌いではない人
    • 本気で人生を変えたい人

    以下、詳しく説明します。

    オススメな人①:在宅勤務をしたい人

    オススメな人の1つ目は、在宅勤務をしたい人です。

    紹介した通り、エンジニアはチャットツールで仕事します。

    面と向かってコミュニケーションをとる必要がないので、在宅勤務が可能です。

    入社の挨拶や研修、パソコンを設定するために初日だけ出社することはあるでしょう。

    それでもzoomのようなオンラインミーティングのツールを使いこなせる企業なら、入社2日目から在宅で働けます。

    大事なのは在宅勤務をするために、必要な能力が最低限あることです。

    例えばフロントエンジニアならHTML・CSS・JavaScript・PHPの基礎をマスターしている点です。

    仕事に必要な能力は入社試験の面接や実技テストで見定められます。

    もし公務員からエンジニアになりたいと思ったら、試験で落ちないようにスキルを磨いていきましょう。

    オススメな人②:勉強が嫌いではない人

    オススメな人の2つ目は、勉強が嫌いではない人です。

    エンジニアは、プログラミングなどの必要なスキルや知識をつける習慣が大切です。

    ITエンジニア向け総合求人・学習サービス「paiza」を運営しているpaiza株式会社では、現役のエンジニアに学習時間についてアンケート調査をしました。

    その結果、プライベートでも週に5時間以上プログラミングを行っているエンジニアが約7割もいます。

    これは1日最低40分はプログラミングをしている計算です。

    つまりプログラミングを空き時間にやるのは、エンジニアにとって普通だと言えます。

    エンジニアになりたいと決断したら、少なくともプログラミングの勉強が嫌いではなく継続できるのが最低条件になってきます。

    オススメな人③:本気で人生を変えたい人

    オススメな人の3つ目は、本気で人生を変えたい人です。

    これまで紹介してきた公務員やエンジニアのいいところ・大変なところは、全て私の経験に基づいています。

    私が公務員だった時、本当に仕事ができない人間でした。

    状況としては、以下のとおり。

    • 仕事が覚えられない
    • 毎日怒られてストレスで消耗
    • 勉強しないから、何も知らない

    しかし、エンジニアに転職してからは以下に変わっています。

    • 仕事は覚えるだけでなく、わからなかったら調べる
    • 在宅勤務で怒られない、ストレスが激減
    • 勉強しないと周りに比べて取り残される

    このように変化できたのは、「エンジニアになって人生を変えたい」と思ったからです。

    エンジニアはプログラミングができないと仕事になりません。

    逆に言えば、プログラミングさえできれば戦力になって評価されます。

    そのためには勉強が必要です。

    エンジニアのスキルは他の会社でも求められているので、フルリモートで働ける会社や年収が高い会社を選べるようになって、人生が変わっていくのです。

    もし公務員になったにもかかわらず活躍できていないと思っている人は、プログラミングを勉強するだけでもいい経験になります。

    実力社会のエンジニアになって人生を変えていきましょう。

    エンジニアになるオススメの方法は?

    エンジニアになるオススメの方法は2つです。

    おススメの方法

    • 独学
    • プログラミングスクール

    独学かプログラミングスクールかは、マイペースに勉強したいのか誰かに管理されながら勉強したいのかが決め手です。

    また、経済的な状況でも変わります

    以下、独学のオススメの学習サービスやプログラミングスクールを見てみましょう。

    独学のオススメ学習サービス

    独学のオススメ学習サービスは以下の通りです。

    • Progate
    • ドットインストール
    • Udemy
    • Menta

    それぞれ説明していきます。

    Progate

    Progateは、オンラインで学べる学習サービスです。

    スライド形式の講義でインプットした後、実際にプログラミングのコードを書いて演習問題を解いていきます

    2023年3月現在では、サービスを提供している国が100を超えてユーザー数も290万人を突破しました。

    初歩的な内容だけなら無料で学習できます。

    しかしエンジニアを本気で目指したい人は、月額1078円のプラスプランがオススメです。

    たった1078円で応用を含む全講義を受けられるので、広く深く学習できます。

    説明もわかりやすくて見た目や使い勝手もいいので、ぜひダウンロードしてエンジニアへの道をスタートしましょう。

    ドットインストール

    ドットインストールは、たった3分の動画でプログラミングを学べる動画学習サイトです。

    2023年3月現在では、492レッスン全7440本の動画講義が公開されています。

    プロゲートと同じく無料で学習できます。

    しかし月額1080円のプレミアムのプランに入れば、全ての動画で学習が可能です。

    実際私もエンジニアになる前からプレミアム会員として学習していました。

    わからない点や不安な点が見つかっても、ドットインストールにいる現役エンジニアに質問できます

    ただし質問の回数には制限があります。

    過去に他の人が質問していないか、調べても本当に解決できないのか調べておきましょう。

    動画の質は非常にいいので、ドットインストールで勉強しない選択肢はありません。

    学習方法は何度も動画を見て実際に書いてみて、わからない点を調べたり質問したりするといいです。

    Udemy

    Udemyもドットインストールと同じく動画学習サイトです。

    ただしドットインストールと違うのは、動画講義のパッケージを購入して学習する点。

    実際にUdemyのサイトを見ると、動画講義の値段が1万〜3万円です。

    この値段を見ると、購入を諦めたくなるでしょう。

    しかしUdemyは、不定期で定価の90%割引になるセールを頻繁に行っています。

    Udemyで勉強している人の多くは、このセール時に動画を購入しているのです。

    実際私もセールの時、気になっていた動画をまとめて購入していました。

    もう1つ、ドットインストールと違うのは、現役のエンジニアが講義しているところです。

    そのメリットは、現場で使われる実践的な内容を学習できる点です。

    Udemyは世界190か国以上で利用され、約6万人の講師が動画で講義しています。

    世界で信頼されている動画サービスなので、ぜひ学習してみましょう。

    MENTA

    MENTAは、現役のエンジニアから個別で学習・相談できるマッチングサイトです。

    サービスの例は以下の通り。

    MENTAのサービス例

    • 月15000円で、プログラミングを教える+質問し放題
    • 月10000円で、質問し放題
    • 1回5000円で、コードのバグを修正

    講師によって内容や値段が変わりますが、マンツーマンで学習できるのが特徴です。

    まさに、オンラインの家庭教師と言えるでしょう。

    実際に筆者の知り合いは、公務員として働きながらMENTAでPHPを学んでいました。

    結果、1年でエンジニアに転職してサーバーサイドエンジニアとして活躍しています。

    MENTAはお金がかかるものの、現場で経験してきたエンジニアから個別で学習できます。

    経済的に余裕がある人はMENTAを利用して、良い講師の下で学習しましょう。

    オススメのプログラミングスクール

    次にオススメのプログラミングスクールを紹介します。オススメのプログラミングスクールは以下の2つです。

    • テックアカデミー
    • スキルハックス

    それぞれ詳しく紹介します。

    テックアカデミー

    おススメのプログラミングスクールの1つ目は、テックアカデミーです。

    おススメする理由は、転職保証コースがあるからです。

    転職保証コースとは、16週間、つまり約4か月でITエンジニアへの転職を目指します

    値段は547,800円ですが、24回の分割払いで受講できます。

    しかも学習プログラム終了後、6ヶ月以内に転職できなければ全額返金する制度です。

    オンラインでの学習ですが、テックアカデミーの現役エンジニアに何度でも相談できます

    もちろん、面接対策付きです。

    ただし、転職保証コースを受講できるのは全員ではありません。

    テックアカデミーのホームページを見てみると、下記条件を満たしている人だけです。

    受講条件

    • 受講開始時点で20歳以上32歳以下
    • 新卒での就職ではなく転職を検討している
    • 東京での勤務が可能
    • IT企業へエンジニアとして転職の意思がある
    • 受講期間中から修了後6ヶ月間は転職活動をする意思がある
    • 期間中に学習時間を213時間以上確保できる(学習時間の目安は213〜360時間)
    • マンツーマンメンタリングを全て欠席なく実施
    • 6週間までJavaコースの全課題が終了
    • 16週間までAIコースの全課題が終了
    • 全ての課題に合格
    • 企業面接設定後に無断キャンセルがない
    • 応募した企業からの面接依頼に必ず回答する

    スキルハックス

    おススメのプログラミングスクールの2つ目は、スキルハックスです。

    理由は、コストパフォーマンスがいいからです。

    具体的に、どのような点でコストパフォーマンスがいいのか見てみましょう。

    • 料金が69,800円で買い切り
    • 100本近い講義動画が見放題
    • LINEで質問し放題
    • リモートワークがしやすいRubyで学習
    • 何か追加料金が取れることはない。

    イメージは「講義動画を買う+LINEで質問し放題」です。

    加えて、質問に対する返答が24時間以内なのも魅力的です。

    しかし、LINEで質問するのに抵抗を感じる人もいるでしょう。

    その場合、MENTAやテックキャンプのような対面で教えてもらう方が良いかもしれません。

    ただ、そこは視点を変えてほしいです。

    エンジニアになるとコミュニケーションはチャットツールを使います。

    わからない点は、わざわざ文章を書いて質問するのです。

    文章で質問するのは正直めんどくさいと思うでしょう。

    それでも文章で聞くメリットはたくさんあります。

    例えばすぐに返答しなくてもいいため、相手の時間を奪わない点。

    対面で聞くと質問された側は作業を止めて、質問者のために時間を使わないといけません。

    文章で聞くのは相手の都合で返信できるだけでなく、履歴にも残るため質問した側にとってもメリットです。

    教えてもらった内容を忘れたときは、過去のやりとりを遡るだけで問題ありません。

    エンジニアになれば、相手の時間を奪わない視点が大切になってきます。

    スキルハックスでの質問を、エンジニアになったあとの質問の練習だと思って、わからない点をLINEで聞いていきましょう。

    まとめ:公務員からエンジニアになるのは大賛成!エンジニアになろう

    この記事では、公務員からエンジニアに転職するのはどうかについて紹介してきました。

    以下、紹介してきたことを改めて振り返りましょう。

    まずは、エンジニアや公務員として働く良い点です。

    エンジニアとして働くいい点

    • 在宅で働ける
    • ITに詳しくなれる
    • 実力社会

    公務員として働く良い点

    1. 景気が悪くても仕事を失わない
    2. 中小企業より平均年収が高い
    3. 経歴が関係なくてもなれる

    公務員として働く大変な点

    1. 残業代が満額ではない
    2. スキルが身につかない
    3. フルリモートワークが少ない

    次にエンジニアの大変なところ。

    エンジニアの大変なところ

    1. 一生勉強しなければならない
    2. スキルがないと仕事ができない
    3. 納期に追われる

    エンジニアの大変なところがわかったところで、公務員からエンジニアに転職するのがおススメなのは以下の人。

    エンジニアになるのがオススメの人

    1. 在宅勤務をしたい人
    2. 勉強が嫌いではない人
    3. 本気で人生を変えたい人

    また、プログラミングを勉強しないとエンジニアにはなれません。

    プログラミングは独学とプログラミングスクールに通って勉強する方法があります。

    もし独学で勉強してエンジニアになりたいなら、以下を参考にしましょう。

    オススメの学習サービス

    • Progate
    • ドットインストール
    • Udemy
    • Menta

    一方、プログラミングスクールに通ってエンジニアになりたい人は以下がおすすめです。

    オススメのプログラミングスクール

    • テックアカデミー
    • スキルハックス

    公務員からエンジニアになるのは、プログラミングをはじめ、やらなければならないことが沢山あるので大変です。

    しかも、未経験者は雇わない方針の企業も多いです。

    しかし、公務員からエンジニアになるのは大賛成です。

    なぜなら公務員試験の勉強量に加えれば、エンジニアの勉強量は半分以下だからです。

    私は公務員試験を乗り越えて来た人は、エンジニアになれると確信しています。

    ぜひ、公務員とエンジニアの良い点、大変な点を比較しながら、素敵な人生を送れるようにがんばっていきましょう。

    -人生論